ブログは今後どうなる?「未来をつかむTECH戦略」[nobu]
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こんにちは!nobuです。
2018年4月に総務省が打ち出した「未来をつかむTECH戦略」をご存知ですか?
2030~2040年に向けた情報通信政策のビジョンとして総務省が公表しています。
1.「未来をつかむTECH戦略」とは
この戦略の要約としては、こうです。
現状の課題:国内の人口減や高齢化により、近い未来の経済や社会基盤の崩壊の恐れ
将来の希望する姿:人づくり(I:インクルーシブ)、地域づくり(C:コネクティッド)、産業づくり(T:トランスフォーム)により、包括性、連結性、変容性の高い社会
戦略:将来から逆算した現状とのGAP(課題)を埋めるための、ICT(デジタルテクノロジー)を活用した変革の実行
この戦略の面白いところは、いかにも総務省らしからぬ発想とまとめ方なのです。
というのも、中心となって議論を進めたのが、「未来デザインチーム」だとか。
このチームは、将来の行政の中枢を担う若手職員で構成されているようです。
若手職員らしい、柔軟で突飛なアイデアとデザインでまとめられています。
読んでいると、思わずくすっと笑ってしまいます。
2.具体的にどのような未来を想定しているのか
例えば、下記のような例が挙げられています。
(※詳細は記事内「別紙1」をご覧下さい)
・職場スイッチ(I:インクルーシブ)
・お節介ロボット(I:インクルーシブ)
・あちこち電力(C:コネクティッド)
・いつでもドクター(C:コネクティッド)
・全自動農村’(T:トランスフォーム)
・手元にマイ工場(T:トランスフォーム)
ネーミングも面白いですよね(笑)
このような未来を想像すると、ワクワクしますね。
3.戦略を見て、今後どのような未来となるか
まず、デジタル活用に疎い人は社会から取り残されるでしょう(笑)
そのために、「デジタル格差ゼロ社会の実現」という方針も打ち出しているのですが、具体的にどうするのか、、気になります。
仮に勉強会などの機会を創るとしても、抵抗のない人は参加するでしょうが、抵抗のある人は参加しないので、格差ゼロは難しいように思います。
今後5Gや6Gが活用される世の中において、デジタル革命の恩恵ためにはまず自分の中で「デジタル歓迎革命」を起こさないといけませんね。
労働参加率が向上し、働き方が変わります。
特に女性・高齢者・障がい者の労働参加率の向上です。身体的制約や時間的制約が緩和されることにより、「労働」に対するハードルが低くなるでしょう。
年金受給が遅くなり、定年延長が進んでいる日本社会においては、年齢や体力的な問題による労働へのハードルが低くなることは好ましいことです。
しかし、「いつまで働かなければならないんだ」という問題も発生してきます。
現在、働き方改革に取り組む企業が増えていますが、「真の働き方改革」が進む社会が訪れるでしょう。逆に言えば、「真の働き方改革」ができない企業は淘汰されていくように思います。
なぜなら、デジタル革命により「働き方」の選択肢が今までの比にならないくらい増える訳です。リモートなんて当たり前、同時に複数の企業に所属したり、副業も当たり前になるでしょう。雇用の流動化は進み、終身雇用は崩壊。それを歓迎する企業が労働者から選ばれ、いつまでも変われない企業は労働者から選ばれません。
人材確保に苦しみ、事業が立ち行かなくなるでしょう。
他にも、「定住」という考え方がなくなるかもしれませんし、「モノを買う」より「モノを使う」ことにお金を使うことが当たり前になるかもしれません(今もなりつつありますが)。
4.まとめ
今回は、総務省の「未来をつかむTECH戦略」をもとに、描かれている未来が本当に実現するのであれば、という想定で記事を書かせていただきました。
実際には、社会は物凄い勢いで流れていますので、都度都度計画は見直されることでしょう。
そのため、もっと想像できない未来がくるかもしれないし、こんな非現実的なことは起こらないかもしれません。
しかし、間違いなくテクノロジーの進化は進んでいます。変革に柔軟に対応し、便益を享受できるようにしたいですね。
少し真面目な話になりましたが、次回はお待ちかねの「相席居酒屋シリーズ」完結編です!お楽しみに!